静岡県富士宮の少年野球クラブ「富士根南エコーズ」の育成スタッフ代表者・水越佳明

二又川監督 富士根南エコーズの二又川と申します。
 富士根南エコーズ野球スポーツ少年団は、1981年(昭和56年)11月、稲垣八束監督の下に、父母育成会の皆様及び富士根南小学校の生徒が集い、富士宮市野球連盟様、地域住民の皆様方の後押しにより発起、翌1982年(昭和57年)2月13日に富士根南エコーズと命名、創設されました。1989年(平成元年)には、静岡県富士宮市にて開催された第9回全国学童軟式野球大会に、静岡県代表として出場し、全国3位という成績を収めました。そして37期から私が指導させていただいております。一言で40周年といいますが、ここまでエコーズを繋げてきた指導者、地域の方々、保護者等の努力があったからこそであります。私どもは感謝しなくてはなりません。だからこそこれからも繋げていくことを誓い活動していきたいと考えております。
 さて、私の指導方針は「時間を大切にする」です。それは限られた時間の中で瞬間を大事にすることであり、小学生の時に野球をやりすぎる弊害を改善することがこれからの新しい野球の在り方であると考えるからです。静岡県だけではなく全国の野球チームの多くは土日に丸1日朝8時頃から日が暮れるまで練習や試合をしています。小学生が集中できる時間を遥かに越した指導であると考え、練習時間を短く活動しております。基本的には試合を土日の両日に行うことはありません。また、練習は半日で終える中で、全員が常に動き、無駄な時間を省いた効率よい練習を心がけています。時間が短くても2年前の37期では2度の県ベスト8になったことから強くなることは時間ではないと考えます。
 また、現代社会では、心の問題で簡単にレールから外れて社会に戻れない人が増えています。そのような中、野球は、社会が求める協調性、自己犠牲、論理的思考などコミュニケーション能力を養う素晴らしいスポーツであると考えます。しかし、野球をやることは良いのですが、「野球だけ」のような偏った時間の使い方をしている子供が多いことです。「勉強」と「野球」この2つを一生懸命やり、これに読書や遊びが入ることでバランスの良い折れない心が養われ幅のある人間形成されると考えます。それはエコーズでの指導をはじめ静岡蒲原リトルシニア、松野ファイターズの23年間の経験からの答えであります。野球での悔しさ、楽しさ、礼儀、協調性、我慢など様々なことを学び、心を鍛え、勉強でも同じように強い気持ちで励んでいくことが必要であると考えます。甲子園出場やプロ野球選手になることも1つの目標ですが、今の私は指導した子供達が大人になり、父母も含め「野球をやって良かった」と思ってもらえることを目標においています。だからこそ勉強と野球の両立がもっとも大事なことであり、練習後の1言に必ず「勉強をしてください。」を伝えています。野球だけにとりつかれ、周りが見えなくならないよう野球が嫌いにならないよう今後も導きたいと考えます。
 結びに富士根南エコーズの40周年が今後50周年は通過点として末永く繋ぎ多くの子供達の故郷となるよう努力していきたいと考えます。今後も地域の方々、関係者の皆様に支えていただきたくよろしくお願いいたします。

二又川 直之

静岡県富士宮の少年野球クラブ「富士根南エコーズ」のコーチ紹介

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